昭和22年(1945年)8月9日、宗道臣は東満州の国境の町 綏陽(すいよう)で、
ソ連の一方的な攻撃に遭い、それからの約1年間をソ連共産軍の軍政下にあった満州で生活することになりました。
この経験により、宗道臣は敵地における敗戦国民の惨めさと悲哀を深く体験しました。
その時、イデオロギーや宗教、道徳よりも、国民や民族の利害の方が優先され、
力だけが正義であるかのような国際政治の厳しい現実に直面しました。
この厳しい現実の中で、
宗道臣は貴重な発見をしました。
それは、法律も政治のあり方も、イデオロギーや宗教、国の方針だけで決まるものではなく、
その立場に立つ人の人格や考え方が大きな差を生むということでした。
そして宗道臣は、
「人、人、人、すべては人の質にある」 と悟ったのです。
少林寺拳法の道院では人々を正しい方向に導いていくことができるリーダーを育てることを目指しています。
拳技の習得を通じて自信を身に付け、行動できる人になろうと努力しています。
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